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第二回
LET’s MEET for Excitement!|バーチャルヒューマンについて考えよう!

AIや3DCGの技術を使い、ダイナミックな世界シミュレーションの構築を目指すWarps, Inc.のプロデューサーYAKATAさんに「バーチャルヒューマン」の魅力や可能性について教えてもらうカルチャー企画。前回好評につき第2弾をお送りします!

インタビュアー(以下、I):
前回の記事では、バーチャルヒューマンには知性がなく、ただ人が入力したテキストを再生するだけだというお話でしたよね。今回はそこからどのような進展があったのでしょうか?

YAKATAさん(以下、Y):
はい、今回は一歩進めて、「バーチャルヒューマンに仕事を任せる」という段階まできた事例をご紹介します。たとえば、顧客情報をリサーチするマーケターとして、実際にバーチャルヒューマンが働くケースを想像してみてください。

I
マーケターとして!?、バーチャルヒューマンがどのように活躍するのか、具体的に教えていただけますか?

Y
顧客の意見を集めて、彼らが何を求めているのかを把握することは、商品やサービスづくりにおいて非常に重要です。でも実際にやろうとすると、時間や費用、労力がかかって大変なんですよね。

I
確かに、アンケートなどで対応しようとしても、表面的な回答しか得られないことが多いですよね。

Y
そうなんです。そうした課題を解決するのが、AI搭載のバーチャルヒューマンなんです。これを使えば、コストを抑えながら、顧客の本音やインサイトといった「意味のあるデータ」を、より深く、効率的に収集できます。

I
なるほど。具体的な例などはありますか?

Y
はい。今回は、「人気スニーカーについて顧客の意見をリサーチするマーケター」というシナリオでAIインタビューを実施しました。事前に商品の情報をインプットしておけば、AIインタビュアーがリアルタイムで顧客の回答に応じて自然に受け答えしてくれます。
今回も実際にシステムを動かしている光景を交えてお伝えします。
これがAIインタビューの実際の画面です。

I
それはすごいですね! インタビュアーは自由に作れるんですか?

Y
そうです。バーチャルヒューマンの作成に必要なのは、1枚の画像と10秒の音声データだけ。たったそれだけで、その人物が画面の中で自然に話し、動き出します。

I
顧客側も音声で答えられるんですよね?

Y
はい。まるで人間と対面で話しているような感覚で、インタビューに参加できます。しかも、自分のペースで話せるので、より深い考察や正確な意見を引き出すことが可能です。

I
つまり、対面インタビューとオンラインアンケートのいいとこ取り、ということですね?

Y
その通りです。たとえば、対面インタビューにないメリットとしては、
• 24時間稼働できて人件費がかからない
• 回答者が気を遣わず率直な意見を述べやすい
• 自動でデータ分析し、施策や開発に活かせる

一方で、オンラインアンケートにないメリットもあります。
• 表面的でない、本音ベースのインサイトが得られる
• キャラクターとの自然なコミュニケーション
• ブランドイメージの向上につながる

I
それは、すごい!バーチャルヒューマンの可能性がますます広がってきますね。他にはどんな活用方法がありますか?

Y
例えば、
• 新商品開発前の市場調査
• 窓口での簡易ヒアリング
• サービス改善のためのエンゲージメント調査
• アプリ開発時のユーザーフィードバック収集

また、自動翻訳機能を活用すれば、グローバル市場調査にも展開可能です。

I
確かに、外国語を話せる社員を雇わなくてもいいですね!
まさに「AIが人の代わりに、グローバルに働く時代」が来ている、ということですね。

Y
ええ、AIはすでに自然言語と人間のような思考を手に入れていて、今後はそれに基づく「人間のような行動」を実現する段階に入っていくでしょう。

I
非常に興味深いです。最後に、今この技術革新の中で私たち人間は、どんな立場にいるとお考えですか?

Y
人はこの変化に対して、「変化に怯える人」と「変化に期待を抱く人」に分かれると思います。私たちはちょうどその分かれ道に立っているのかもしれません。

I:なるほど。Warpsさんではこの技術を現在どう展開されているのでしょうか?

Y
直近では、バーチャルヒューマンやAIを活用した顧客インタビューの自動化サービス『Proby』を展開しています。
ご興味のある方は、ぜひ以下のページからお気軽にお問い合わせいただければと思います。

Proby サービスページ

https://www.probyai.com

I:YAKATAさん、今回も興味深いお話ありがとうございました。
またバーチャルヒューマンの情報やサービスなど新しい情報があればレクチャーして下さい!


Profile
YAKATA

Warps, Inc.(ワープス株式会社)は、『Simulating dynamic worlds with artificial intelligence.』をミッションに掲げるスタートアップです。
AIや3DCGの技術を使い、ダイナミックな世界シミュレーションの構築を目指しています。
そこで培った技術やノウハウを活かし、業務効率化から新しいゲーム体験の創出まで、人々の生活を豊かにするAIの社会実装に向けて、日々取り組んでいます。

https://corp.warps.gg